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「環境にやさしい住まいづくりシンポジウム」等実施環境共生モデル街区構想実現に向けた取組
持続可能なコミュニティ形成のための取組CASBEE-街区/地域による北九州学術研究都市の総合環境性能評価
まちづくりプランの作成
「環境共生モデル街区構想実現に向けた取組」
 ●目的
学研都市南部地区のまとまった土地に、2戸で一棟のセミディタッチ形式のタウンハウスを9棟計画するプロジェクトである。 これは環境共生街区として、緑豊かなコミュニティスペースを提供し、またそのスケールメリットを活かして、スケルトン部を鉄筋コンクリート等の良好なストックとなりうる構法とし、内部に関してはインフィルとして、ある程度の可変性を持たせた構法を採用することにより、居住者のライフスタイル、家族構成、経年によるライフスタイル、家族構成の変化に適応できる計画とし、機能的な長寿命化を図ることによって、環境負荷を低減することも目指す。

 ●環境共生街区プロジェクト2005タウンハウス案
Type A
細長い敷地の中でいかに広い空間を感じることができるか、それが今回の課題であった。
そこで各階を貫く光庭により、1住戸が屋外と接することのできる面積を増やした。
玄関を入ると光庭から注ぐ光、鮮やかな緑が飛び込んでくる。
それぞれ機能付けられた部屋は可動間仕切りを動かすことによって、光庭部分や中央に配置されたパブリックスペースも室の一部として組み込むことができる。また、子供部屋には壁を設けないことでいろいろな家族形態に対応し得る形とした。
特に2階部分はセミリビングを設け、主寝室と子供部屋を繋ぐ役割を果たしている。
Type B
各住戸に割り与えられた敷地は概ね 5m×12m で、やや細長となっている。
この敷地の形状や、隣家との関係のなかにおいて、いかにプライバシーを確保しつつ採光や建物内部からの眺望を獲得することができるかが重要である。
そこでこの「Type C」では建物の妻側に開口を多く設けるとともに、二階中央に光庭を設置し、その光庭を通った光がトップライトによって1階まで到達する。
コモン側の開口には、プライバシーに配慮してテラスを設けてバッファにすると同時に前面にパンチングメタルの目隠しを設けている。
平面計画では、比較的若い年齢層が入居者であると想定している。若い夫婦の2人暮らしから、彼らに子供ができるまでのライフスタイルの変化に対応しうるフレキシブルな間取りとなっている。

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