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まちづくりプランの作成
「北九州学術研究都市のまちづくりのためのアンケート調査」
 ●研究の目的
 学術研究都市のこれまでの開発は行政主導であったため、現段階では、周辺住民の意見が適切に反映されているか不明な部分がありました。このため、利用者及び周辺住民の要望をつかみ、よりよい形で如何に反映するかが、今後の重要な課題となります。また、第一期事業はほぼ終了しているため、この事業に対する利用者及び周辺住民による客観的な評価を行い、現時点での事業の成功点と問題点を洗い出し、第二期事業にフィードバックする良い時期でもあります。そこで、利用者及び周辺住民の意見を反映させた今後の第二期事業の改善策を提案することを目的に、「北九州学術研究都市のまちづくりのためのアンケート調査」と題したアンケート調査を行いました。ここで言う、改善策とは、現在確定している土地利用計画を基本として、どのような施設・店舗等の整備・誘致するか、多くの人に好まれる街並み・景観の統一、住民参加型のまちづくりを促す仕組みづくり 等を想定しています。
 ●調査方法
対象地域
右図に示す学研都市内および周辺の5地区で、南北4km、東西4km程度のエリア
対象者
学研都市及びその周辺に住む満20歳以上65歳未満の主婦
標本数
514人(右図中の@〜C地区は各100人、Dひびきの・塩屋・小敷地区は114人)
標本抽出法
住民基本台帳から系統抽出法により無作為抽出。ただし、ひびきの地区は全数調査。
調査方法
片道郵送法(回収は学生のアルバイト調査員による)
調査期間
2003年11月7日〜11月17日(11月4日発送)
回収状況
地区により回収率に多少差が見られるが、全体で80%を越える高い回収率が得られました。

 ●調査結果の概要(学研都市の今後の計画に対する要望のみ)
 下図に示すように「学研都市内にあればいいと思う施設」に関しては、区役所の出張所、交番、郵便局という公共施設の要望が高く、それぞれ平均すると3割を越えます。続いて、大型書店、スーパーマーケットの要望が高く2割以上です。Dひびきの・塩屋・小敷では、スーパーマーケットが無いため、他の地区と比較してその要望が高くなっています。
 その他、学研都市の認知度、印象、施設の利用状況に関するアンケート調査も行っており、今後の学研都市の計画に参考になる有益なデータが得られています。調査結果の詳細に関しては、※添付ファイル(PDF)を参照ください。

 ●アンケート調査結果に基づく学研都市の今後の開発のあり方に対する提案
1) 学研都市コア部分
一般の人のも利用できる学術性・文化性の高い施設の充実
自然を感じる要素+安全性の確保
2) 住宅地
学研都市と住宅地のイメージの共有:統一感/一体感
学研都市特有の住宅地の提供(住宅地の差別化)
3) 学研都市全体と交通整備のあり方
歩道空間を多次元活用(歩道、街路樹、ループ)し、学研都市全体に統一感を持たせる
自動車利用を想定した駐車場整備
折尾駅、黒崎駅と学研都市を結ぶバス交通の充実が不可欠
提案内容の詳細に関しては、※添付ファイル(PDF)を参照ください。

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